この日の特別メニュー
フォーラム2002 (講習のもよう)-1

 熊野の食材がフレンチに(講習のもよう)-2
 熊野の食材がフレンチに(講習のもよう)-3

レシピを見る

 みかんジュースで煮た岩清水豚ハーブサラダ
 東紀州地どりと高菜のあっさりスープ
 サンマの干物パスタ“くまのスペシャル”
 くまのみかんのクレームブリュレ
 くまのみかんの“とろけるハーモニー”

素材を見る

 超高級豚肉 紀州岩清水豚
 東紀州地どり
 サンマの丸干し
 温州みかん

講師:カンパーニュオーナーシェフ 東健夫氏プロフィール

3品目、サンマの干物パスタ“くまのスペシャル”の前に、良い野菜が手には行ったので、サンマの丸干しの身と骨、わた、頭、ニンニクで香り出しをしたオリーブオイル、パジリコをミキサーにかけてできたオイルを野菜につけて食べました。

パスタをまぜる東さん 3品目を試食

東さんが師事されていた高橋忠之氏の信条に「火を通して新鮮、形を変えて自然」という言葉がありますが、このパスタはまさしく、形を変えて自然。熊野ならではの味わいのするパスタになりました。

参加者の方々が、その味わいにもっとも驚いたメニューかもしれません。熊野のサンマの丸干しがこんな料理に、こんな味わいになるのかと。一緒に合わせた熊野で生産されているフルーツトマトの組み合わせもさらに美味しさを引き出し合っていました。

デザートの作り方説明 バーナーを使ったデザート

4品目は、デザートのくまのみかんのクレームブリュレです。もちろん熊野のみかんを使ったものです。素材を活かし、工夫を凝らす、難しい事をしなくても美味しい料理ができる事を一貫してお話くださいました。

仕上げにバーナーを使っているところです。表面のぱりっとした食感と、中の冷たくコクのあるみかんクリームが絶妙です。

5品目の作り方説明 5品目の試食

5品目も、熊野のみかんを使ったデザートくまのみかんの“とろけるハーモニー”です。作り方のポイント、工夫の仕方を丁寧に説明していただけました。

みなさん夢中で試食をしてしまいます。みかんの生産者の方も何人かいらっしゃっていました。


参加者の方々と、一緒に考え、一緒に作っていく、そんな講習会をやってみたい」と東さんからご提案いただき、その内容の面白さに「それで出来るのなら是非お願いします」と全面的にお願いしてしまった今回のフォーラムでした。新しい試みの中で今までにない料理の講習会が出来たと、そんな喜びでいっぱいです。参加者の皆様の楽しそうな表情、美味しさがいっぱいに出た表情を見ているとみなさんに満足していただけたと思っています。
この講習会の中で東さんは、熊野の素材のすばらしさと、その素材をどう活かすか考えて作ってくださった料理が、熊野だからこそ、熊野で食べるからこそ、その物語り性と合わさって付加価値のあるものになりますと、おっしゃってくださいました。
それは、単なる料理教室とは違い「地元(熊野)を考える」ことにつながったと思います。私達のまわりにある素晴らしい素材とそれを育てている人、そして熊野の豊かな自然を、東さんの考えていただいた料理は表現してくれました。
今回のフォーラムは、カンパーニュ オーナーシェフ東健夫さん、地産地消ネットワーク運営委員の皆様、そして参加してくれた皆様によって作り上げる事ができ素晴らしいものとなりました。
心より感謝いたします。
PS:参加者の皆様が後片付けを手伝ってくれた事に感謝します、ありがとうございました。
そしてすでに東さんは、お店(カンパーニュ)で熊野の岩清水豚、東紀州地どり、美熊野牛を使っていただいています。広がりのある出会いが生まれた事を大変嬉しく思います。