熊野季節物語り・伝統林業『なすび伐り』3

熊野市五郷町湯の谷 平成15年12月28日(日)撮影
傾きはじめた大木
倒れた大木

ゆっくり傾きはじめた大木、中央の木です、わかりますか。

轟音をたてて倒れた大木。砂埃が舞います。情けないことにカメラを構えたま後ずさり腰が引けてしまいました。それぐらい大迫力でした。

木の上を上に上がってくる尾中さん
枝をチェンソーで切る

倒した木の上を上に上がってくる尾中さん(息子さん)、かっこいい。

引き出すための作業に邪魔になる枝をチェンソーで切ります。これで一連の木を切り倒す作業は終了です。

切り株

切り株の写真
この木は「なすび伐り」で植えられたため、成長するまで日の光をたくさん浴びることができないので、年輪の中心部分の密度が濃くなっています。尾中さんは、こういう木が良い木だと教えてくれました。


この後、木を運び出す作業があります。狭いところから運び出す作業は環境に優しいこの伝統林業の弱点でもあるかもしれませんが、特注の木を運ぶ車と、ユンボを巧みに使い運び出します。
運び出しの作業は、またご紹介いたします。


なすび伐り作業:3
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