熊野・秋の味覚

シリーズ1:千本しめじ
天然しめじ

熊野市○○町○○に住む「きのこ取り」の名人がとった「千本しめじ」です。
スーパーにならぶしめじとは違い非常に大きく力強さを感じる「千本しめじ」です。
昔(20年程前)は、松茸もたくさん取れたそうですが、今はほとんど取れなくなったそうです。

※町名は書きません。その理由は下をどうぞ。

天然しめじアップ

あまりにもきれいなので、アップにして撮りました。この「千本しめじ」はご同行した方がいただきまして、その夜の「鍋」と「バターいため」となって、私の胃へも入りました。
香り、ぷりぷりとしたしっかりとした食感は、最高でした。
どうも、ごちそうさまでした。

お話いただいた中で、山の環境がここ10数年で急激に変わり、本当に山の幸のとれる量が激減しているようです。当然植林による影響が大きいのかも知れませんが、鹿や猪、猿などが里まで降りてきて畑などを荒らしてしまうほど山には食べ物が少なくなっていること。
また山にキノコを取るため入る人たちが、くま手で表面をさらって根こそぎ取っていく、その事で後からキノコが出てくる環境を壊している人災(マナー知らず)なども大きいそうです。
今年も、何ケ所も山肌をくま手で掃きとったところがあるようで、次に残す昔ながらの取り方をしない、私らだけ良ければといった人たちが毎日のようにやってくるようです。
このしめじは、かなり貴重なものでした。(いただいてしまった)

道明寺 食べられるキノコ

この日2時間程で取ってきたキノコ。どれも食べられるものですが、見分けられるのが凄い!
一緒にいたお二人も「???」でした。「このキノコはこんなふうにして食べるといいよ」といった説明を聞くと美味しいもので随分損をしているのだな〜と思いました。

大きいものは松茸と間違えるそうです。これは「道成寺」というキノコだそうです。

熊野『季節物語り』 過去のログを見る
平成14年12月31日(火) 冬の七里御浜(熊野市)
平成14年11月27日(水) 熊野市七里御浜 サンマの丸干し風景
平成14年11月16日(土) 熊野市育生町の紅葉
平成14年11月13日(水) 紀和町の紅葉
平成14年11月3日(日) 天然しめじ『千本しめじ』