熊野季節物語り・七里御浜

熊野市有馬町・七里御浜 平成14年12月31日(火)撮影
熊野『季節物語り』 過去のログを見る
平成14年12月31日(火) 冬の七里御浜(熊野市)
平成14年11月27日(水) 熊野市七里御浜 サンマの丸干し風景
平成14年11月16日(土) 熊野市育生町の紅葉
平成14年11月13日(水) 紀和町の紅葉
平成14年11月3日(日) 天然しめじ『千本しめじ』
七里御浜

熊野市から鵜殿村まで続く長い(約25km)の砂利浜の海岸「七里御浜」です。これは花の窟(はなのいわや)神社前から撮したものです。真ん中に見えるのが鬼ヶ城、熊野大花火の時に大仕掛けをする所です。とても美しい海ですが、遠浅でないため泳ぐことはできません。
50数年前は、鯨が近くまで毎年のように回ってきて、鯨が花の窟神社をお参りに来るのだと言われていたそうです。

台風 砂利浜

冬の海は比較的穏やかですが、夏の海は台風が接近するとあっという間に高波に変わり荒れます。上の写真は、平成14年7月24日の台風の時のものです。堤防まで波が達しています。上の写真と比較するとその違いがよくわかります。

この海岸は砂浜ではなく、写真のような砂利浜です。最近では海岸の浸食が深刻で、海岸幅が年々減少しています。危険なところでは、堤防などを作っていますが焼け石に水で、大きな台風の時は流されます。工事を受注する会社が潤い続けるドル箱地帯とも言われています。
問題はやはり熊野川上流のダムと、河口にある鵜殿港の突堤が大きな原因と言われています。
この御浜小石を布にくるみロウソクを砕いたものと一緒に混ぜると美しい飾り物として使えるようになります。また石に絵を描きネイチャーアートなどにもなります。
とっても豊かな自然が当たり前のようなこの地域ですが、確実に失われて行くものを守ることも考えなくてはならなくなっています。
いつまでもこの美しい風景が見れることを願ってやみません。
2002年12月31日はお天気がよく暖かな1日でした。

2002年12月31日の海