熊野季節物語り・杉の立ち皮剥:2
熊野市 平成15年8月28日(木)撮影 |
|||||||||||||
皮剥包丁で、木のぐるりに切れ目を入れます。まず下に入れ、そこから皮剥包丁を計りに3尺2寸(約1メートル)の所にも切れ目を入れます。 |
|||||||||||||
次ぎに皮剥包丁を縦に入れ、皮を剥ぎ始めるところを作ります。(まだ皮は剥ぎません) |
|||||||||||||
切れ目を入れた下にカルコを結びつけていきます。 |
|||||||||||||
結びつけたカルコです。簡単にほどけるようになっていますが、きちんとした足場になり、尾中さんの全体重を支えます。 |
|||||||||||||
左足をかけて登ります。右足からだと上れません。 |
|||||||||||||
一段上がって、皮剥包丁で杉に切れ目を入れていきます。左右の腕を均等に使う技が必要です。切れ目もちょうど良い深さが必要です。 |
|||||||||||||
縦に切れ目を入れると、同じようにカルコを結び1段上へと上がっていきます。 |
|||||||||||||
【一口メモ】尾中さんは現在70歳ですが、軽業師のような身のこなしで登っていきます。体が作業を覚えているのでしょうが、カルコを上がることがまず普通の人には出来ません。 |
|||||||||||||
作業を繰り返すうちに、この高さです。カルコの幅が約1メートルなので、今約7メートルほどの高さです。大きな木になると10メートルを超えます。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||