●講師紹介 1950年長崎県島原市生まれ。福岡県の農業改良普及員となり、1978年から「減農薬運動」の旗をかかげ、虫見板を手に農薬散布に対抗する技術と言葉を田んぼの中からあみだすことを徹底的に支援。それこそが「公的」な仕事だと一貫して主張した。役人として「百姓」という呼称を堂々と使用し、近代化を越えることだけを考えてきた。念願かなって、1989年から福岡県糸島郡二丈町で百姓を始め、二〇〇〇年四九歳で福岡県庁を退職「農と自然の研究所」の代表理事に選任。
●主な著書 「田んぼの学校」(農文協)、「田んぼの忘れもの」(葦書房)、「田の虫図鑑」(農文協)、「減農薬のイネつくり」(農文協)など