三重県が新たな特産品化を目指している「マコモタケ」の栽培を今年から始め、5月8日(火)午前10時から御浜町神木にある田んぼを利用して田植え作業がおこなわれました。
この取り組みは、東紀州資源循環型社会研究会の三角田さんと三重県中央農業改良普及センターの指導・協力を得て、「熊野どいらいファーマーズ」と「くまの園芸福祉倶楽部」メンバーである御浜天地農場では紀南ひかり園との園芸福祉の取り組みとして「マコモタケ」栽培をおこなっていきます。
夏場の就労の場としても期待される「マコモタケ」は、イネ科の多年草、沼や川に群生するヨシやガマの仲間の植物で、稲と同じように田んぼに水を張って田植えをして栽培します。
茎の中の花芽に黒穂菌という菌が寄生して根元の部分が筍状に肥大して「マコモタケ」になります。「マコモタケ」の食感は、タケノコに似たふくらみを持ち乳白色の茎は柔らかく、その淡白な味はどんな料理にも合います。最近は料亭や中華料理店で高級食材として利用されています。
収穫時期は9月後半ごろからで、始めての栽培が上手くいくように、三重県中央農業改良普及センター 西島氏と大紀町大内山のマコモ生産者 小倉氏のご協力を得ながら、「マコモタケ」の田植えが紀南ひかり園の園生さんと共に進められました。
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