高さ3m近くの大きな樽が、所狭しと並んでいます。ここはお酢の甘酸っぱい香りに包まれています。
市販の工場で作られたお酢との違いは、6時間ほどで作る工場製品と、お酒を作るのと同じ過程をおこない、さらに約半年間発酵・熟成させる作り方の違いです。時間と発酵という自然界の生業が育てたお酢は、まろやかで地元より都会の方々が高い評価を出している「ほんもの」の味わいです。
|
三重県産の無農薬の米を使いつくる玄米酢です。
表面の白い膜が、発酵を促す菌です。2週間ほどで自然に消え、また新しい膜が表面を覆い、その繰り返しでだんだんとお酢になっていきます。
刺すような酸っぱさの市販のお酢に比べて、なんともまろやかな風味は、お酢は生き物である証拠です。
|
|