熊野季節物語り・極早生みかんの収穫

熊野市金山町 平成15年9月26日(金)撮影
きれいに色づいた極早生みかん

今年も温州みかん、極早生(ごくわせ)の収穫が9月20日頃より始まりました。
極早生みかんは、温州みかんのトップを飾るみかんで別名「青切みかん」とも言われ、写真のように皮の青い時期に食べられます。
まだ暖かなこの季節にあった爽やかな酸味が特長です。
10月に入ると表面がもっと黄色くなってきますが、市場に早出しのみかんとして、極早生みかんはこの地域の主流となっています。

極早生みかんを収穫する人

収穫をおこなうのは、ほとんど女性です。ハサミで切り取り足下のオレンジ色のかごに入れていきます。
ハサミで表面を傷つけずに丁寧に早く取って行くには熟練の技がいります。
オレンジ色のかごが一杯になると、道沿いにある白いコンテナに移します。

極早生の畑

白いコンテナはあらかじめ、車の入りやすい広い道に置かれています。
最後にこれをトラックに積み込み選果場に運ぶ力仕事を男性がおこないます。

現在この地域では、マルチ栽培も盛んです。畑に白いシートがかかっているのでよくわかります。
通常のみかんより色づきが早く、味も濃くなるのが特長です。