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まこもたけって何?
「マコモ」は、日本をはじめ中国の東部から東南アジアに広く分布しているイネ科の多年草で、沼や川に群生するヨシやガマと同じ抽水植物です。
茎の中の花芽に黒穂菌が寄生し、根元の部分が筍状に肥大して「まこもたけ」になります。
まこもたけの食感は、タケノコに似たふくらみを持ち乳白色の茎は柔らかく、その淡白な味はどんな料理にも合います。現在は料亭や中華料理店で高級食材として利用されています。
成長したまこもたけの株
また、茎葉を乾燥して神仏の祭事や蓑(みの)、筵(むしろ)など生活道具としても用いられてきました。伊勢神宮でもマコモで作られた「菰」が用いられていますし、「万葉集」、「和名抄」などの古書にもマコモの名が見られ、俳句の季語の中にも「真菰刈」などの言葉が多数見られます。県北部の菰野町では町名の由来になったとされ、何かと三重県と縁深い植物なのです。
まこもたけ可食部
くまこも会ではこのヘルシーでおいしい「まこもたけ」を天ぷらなどの簡単な調理法でみなさんに広めたいと思っています。
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まこもたけ大好き犬のプラムちゃん
まこもたけの栽培方法〜三重県御浜町神木のまこも田〜
1.田んぼの準備
この荒れ果てた田んぼをまずは開拓していきます。
この数年間に巨大化したお化けススキなど、根を深くはったものは機械で掘り上げます。
ぼうぼうに生えた草を刈ります。
お米の田んぼと同じように、堆肥をまいて地力を高めます。
その後、トラクターで耕し、水をはって代掻きをすれば、田んぼの準備完成!!
2.株分け
まこもたけの苗は、親株(前年の株)を掘り上げ、鎌などで2〜3芽に縦へ分割して株分けしたものを用います。
葉が伸びすぎていると植えづらいので、30センチくらいに葉を切っておきます。
株分けした苗は、田植えをするまで田んぼに浸して、乾いて枯れないようにしておきます。
3.田植え
4月下旬から5月下旬にかけて行います。
成長すると、草丈が大きくなるので、縦1m・横1.5mの間隔で、倒伏しないように手植えします。
4.雑草対策&追肥
くまこも会では、無農薬無化学肥料を基本としていますが、元々まこもたけには登録除草剤はありませんので、手取りや、手押しの除草機・耕運機で除草します。
(しかし成長したマコモは雑草に負けることはありません。)
株の周りに有機質100%の肥料を散布し、成長と分けつを促します。
また、田植えの後、浮き草「アゾラ」を田んぼに入れると、浮き草が繁殖し、水面を覆ってくれるので、雑草を抑えてくれます。
5.収穫
秋になると、茎の中心に黒穂菌が寄生し、タケノコ状にふくらんだまこもたけが上がってきます。毎日田んぼを見て周り、ふくらんだものから1本ずつていねいに鎌で収穫します。
収穫時期は、山間部に植えた早生系で9月上中旬から始まり、海岸部に植えた晩生系で11月中下旬まで続きます。
くまこも会では、少しでも長い期間、旬の味をお届けできるよう、山間部から海岸部まで様々な系統を植え付けしています。
6.出荷
畑から持ち帰ったまこもたけは、余分な根元と葉を取り除いて、外葉1枚づつの状態にして出荷します。
ご家庭で召し上がる際は、外葉を取り(この外葉も乾燥させて、お茶にできます)、左写真のように可食部のみにして、様々な調理法で召し上がれ☆
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